治験のアルバイト

手っ取り早くまとまったお金を手にしたい、と思う人に人気なのが治験のアルバイトです。
治験とはあまり聞き慣れない言葉かもしれませんが、新しく開発された医薬品の安全性などを確かめ、薬事法で定められた手続きに従って行われる臨床試験のことです。
開発された薬を試す、と聞くと、本当に安全なのか心配になりますが、一般的には、動物を使った事前の試験や、倫理的な観点からの検討等の手続きを踏んでから治験が行われるはずですので、一定の安全は確保されていると言えるでしょう。
もちろん、予期せぬ出来事や副作用が起こる可能性もゼロではありませんので、その点は納得して治験に参加しなければなりません。
一般的に、治験のアルバイトは負担が大きいです。
医療機関や研究機関に通院する治験もありますが、二週間ほど施設に滞在しなければならないプログラムもあるそうです。
このような施設では、決められた時間ごとの採血や尿検査などはありますが、それ以外はDVDを観たりインターネットをしたり、比較的自由に過ごすことができるそうです。
ただし、食事の内容を制限されたり、自由に外に出て行けなかったり、仕事・学校は休まなければならないなど、日常生活に対する制限は大きいでしょう。
治験のアルバイトの謝礼金が高額なのは、治験のアルバイトに参加することで、会社・学校に行ったり、友達に会うなど、普段通りの生活を送ることが困難であるからでしょう。
治験の対象になるのは、健康な若い男性としている案件が多いようです。
治験以外で実験に参加するアルバイト
薬を試すのは怖いが、短時間でまとまったお金を手にしたり、ちょっと変わったアルバイトをしてみたいという人には、大学や研究機関で行われる心理学や脳科学の実験に参加する、というアルバイトがおすすめです。
このような大学や研究機関で人を対象に、心理学や脳科学の実験を行う場合、実験に参加してくれる人が必要です。
このような人は「被験者」「実験参加者」と呼ばれます。
実験に参加してくれた人には、少額ですが謝礼が支払われることがあるようです。
実験は一時間程度で終わるものから数時間かかるものまで様々で、謝金も千円程度から一万円ほど支払われるものがあるなど、まちまちのようです。
一般的に、複数日にわたって実験に参加しなければならないもの、実験の途中で薬剤を摂取しなければならないもの、心拍数や脳の活動を計測しなければならない実験の場合、謝金が高額になる傾向があるようです。
一方、心理学などを勉強している学生が行う実験では、予算の都合上、謝金が支払われないこともあるようなので、実験に参加する条件を事前に聞いておくことが大事でしょう。
治験のアルバイトほど高額を稼ぐのは難しいですが、心理学の実験は肉体的な負担が少なく、かつ、最先端の科学技術や研究の話が聞けるので、知的好奇心が旺盛な人にぴったりでしょう。